きもの小話

なかやウェブサイトリニューアル

なかやのウェブサイトが新しくなりました。
このコーナーは主に三代目店主の娘(といってもいい歳のおばちゃんです。)が担当します。よろしくお願いいたします。

前々からやらねばと思っていたものの、ほったらかしていたウェブサイト作成に腰を上げたきっかけは、店舗2階の空きスペースの畳を張り替えたから。
そこで着付け教室を本格的に始動します。
今まではお宅に訪問したり閉店後の店舗で夜間にレッスンしていたのですが、これからは店の2階で昼間もレッスンできます。

それと着物の見立ての評判がいいこと。唐突ですが。
どの小売店も同じですが、なかやは新しい着物を売ることで商売として成り立っています。
ですがお客様が既に持っているものも着て欲しい、もったいない、着物の楽しさを知ってほしいと常々思っています。
また、お客様の中には、お手持ちの着物の相談に来られる方も実はいらっしゃいます。
そういったお持ちの着物の見極めや現代のものとのコーディネートがなんだかとっても喜ばれる事が多い。密かに自信があります。
そうした事を認知してもらうにはウェブサイトでしょう。今さらですが。。
何よりも「なかやさん、もっとアピールしなさいよ!」とお客様に背中を押して頂いたことが一番大きいかもしれません。
デジタルに疎いにも程があるのですが、やっと大きな名刺を作った感があります。

さて、ウェブサイト作成に当たり、プロの方に写真の撮影もしていただきました。
店舗も人もとても自然に撮っていただけました。感動です。

自分が写されるのを嫌がっていた三代目店主ですが、随分とステキに撮っていただきました。
撮影中にもかかわらず皆さんが着物にいろいろな興味を持ってくださったのも嬉しかった。

着付け教室風景では実際に練習に没頭してしまい着姿がかなり乱れていたのに気づかず。
教室の力量を疑われそうですがこれがリアルだ、えいやっと載せる事にしました。

これからのなかや

ウェブサイトができても店は変わりませんが、今までとこれからを深く考えるきっかけになりました。お客様になかやの感想を伺ったり、改めて職方さんの仕事の取り組みを見せていただいたりもしました。

格好つけたり器用に振る舞うことは出来ないので、コツコツと良い店であり続けようと思います。
とても「なかや」らしいウェブサイトが出来上がりました。どうぞお見知りおき下さい。

ウェブサイトを作成してくださったお二人

デザイナーさんは遊佐一弥さん。
昨年10月から打ち合わせを何度も重ねてきました。(このご時世でずっとオンラインでした)
遊佐さんは、デザイナーさんてここまでしてくれるの?!とびっくりしたくらいホスピタリティに溢れていて、こちらの曖昧な説明の意を汲み取ってくださり、時には方向性や表現のアドバイスもしてくださいました。

カメラマンは有賀傑さん。
こちらの演技できません、緊張しています、をサラリとかわしていただきとても自然に撮っていただけました。
また、小物撮影では着物の繊細な生地感なども表現していただきました。センスの塊のような方でした。

お二人とも本当にありがとうございました。これからもよろしくお願いします。